シード校の甲南が接戦をものにして初戦を突破した。
広島新井貴浩監督(47)の次男颯真投手(3年)は出場機会はなかったが、5度の伝令などで勝利に貢献。「しんどい状況で僕が行くことでちょっとでもプラスの雰囲気になってくれれば。自分たちがやってきたことを信じたらいい流れが来るから踏ん張ろうと伝えました」と全力疾走でマウンドまで往復した。攻撃の伝令でも登場し、5回には追加点に結びつけた。
今夏は背番号10でベンチ入り。現チームから始めた投手と控え一塁手として出番を待つ。この日、父が広島から応援に駆けつけた。息子のプレーは見られなかったがスタンドで観戦し、「グラウンドで元気で声出してる姿を見るのはいいもの。試合に出ても出なくても一生懸命頑張ってる姿を見て高校野球っていいなと思いました。いい夏にしてもらいたい」とエール。午後2時からマツダスタジアムでのヤクルト戦へ向け足早に球場を後にした。
父からの「何もかも全力でやる」という教えを信じてグラウンドで体現。まずは初戦突破し、「1個1個アウトを重ねていって、全力疾走と全力発声を徹底したら勝利も近づく。一戦必勝で勝っていきたい」と今後を見据えた。【林亮佑】

