第106回全国高校野球選手権西東京大会の決勝が28日、神宮球場で行われる。ノーシードから3連覇に挑む日大三と、清宮(現日本ハム)を擁した2015年以来の夏出場を目指す早実が激突する。
日大三は、ダブル左腕の谷亀と畠山の安定感ある投球で守備からリズムをつくる。エース谷亀は29回1/3を投げて失点5(自責4)、防御率1・23。準決勝の創価戦では気迫の投球で9回を投げきった。打線打線も4回戦の国士舘戦で9得点を挙げるなど、「強打の三高」は健在。主将の土井貴仙外野手(3年)が24打数12安打の打率5割と絶好調で、チームをけん引する。三木有造監督(50)は3連覇について「先輩たちが成し遂げたこと。今のチームは目の前の試合を戦っていくだけ」という。決勝も1戦必勝で臨む。
早実は、準々決勝、準決勝がともに14得点。爆発的な打力が持ち味だ。強打の中心となるのが高校通算64本塁打をマークする主将の宇野真仁朗内野手(3年)だ。準々決勝の国学院久我山戦で、木製バットを使いながら2試合連発となる満塁本塁打を放つなど、その長打力は魅力だ。初戦(3回戦)で延長タイブレークを制し、5回戦では継続試合も経験。国学院久我山との準々決勝では雷雲接近による試合中断や最大9点差を追い付かれる苦しい局面を乗り越え、3時間33分の死闘をものにした。チームとしての勝負強さも見逃せない。
隙のない走塁と守備で勝ち上がってきた日大三と、猛打で勝ち進んできた早実。全国屈指の名門が、頂点を争う一戦で激突する。

