第106回全国高校野球選手権(甲子園)が7日、開幕した。初出場の南北海道代表・札幌日大は8日第3試合で京都国際との初戦に臨む。今大会から「朝夕2部制」が導入され、同カードは午後5時開始予定。ナイター対策も万全に、南北海道勢52年ぶりの初陣初勝利を狙う。

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聖地に立つ準備は整った。札幌日大は開会式に参加後、兵庫・伊丹市内で午後4時から2時間みっちり練習した。守備と打撃を確認し、最終調整。全国初采配となる森本琢朗監督(43)は「いつも通り生活しているし、練習もしている。気持ちが浮足立ったりとかはないです」と特別意識せず、臨む構えだ。

試合開始は午後5時。前日6日は午後1時からの2時間の練習に加え、開始時間と同じ5時から2時間、練習した。打撃練習を中心に、打球の見え方なども確認し「見えにくいという声はあまりなかった」。飛球への対応もチェックした。今大会から捕手の指先の着色が認められる。「一応つける予定。昨日ちょっとそれを試した」。守備をする内野手がサインを確認しやすくなるようにする。

大応援団の後押しを受けてプレーする。アルプススタンドには約1300人で埋め尽くされる予定。エース小熊梓龍投手(3年)はブルペンで投球を確認。「とにかく最少失点でしっかりこっちに流れを持ってくることを意識して」と意気込む。大歓声の中、マウンドで全力を尽くす。

目標に掲げる全国制覇への挑戦が始まる。昨年12月20日、同監督の誕生日に選手からハッピーバースデーの合唱と全員で「森本先生を日本一の監督にします」と誓った。指揮官との約束を果たすために、まずは初戦突破。菊地飛亜多主将(3年)は「(札幌日大の)歴史的にもすごく貴重な一戦」。6試合を戦い抜き、誰よりも長い夏にする。【保坂果那】