30度目出場の早実(西東京)が鳴門渦潮(徳島)を逆転で破り9年ぶりの白星を挙げた。9年前は清宮幸太郎内野手(当時1年、現日本ハム)らの活躍で4強入りした。和泉実監督(62)は甲子園通算20勝目。

0-2で迎えた2回表、高校通算64本塁打のプロ注目強打者、宇野真仁朗内野手(3年)の一振りで逆転した。2死満塁フルカウントからスライダーを木製バットで捉え左翼フェンス直撃の走者一掃逆転適時二塁打。宇野は第1打席で俊足を飛ばして左前へ二塁打も放った。第3、第4打席は凡退したが第5打席で痛烈な左前安打。左翼手の失策で二進すると3番高崎の二塁内野安打で一気に生還した。5打数3安打3打点。遊撃の守備でも難しいハーフバウンドのゴロをさばくなど走攻守で持ち味を発揮した。

打線は6回に1死一、三塁から併殺崩れの間に1点。1点差に迫られた7回には6番山中晴翔捕手(2年)、7番国光翔内野手(2年)の連続適時打で2点を加えた。8、9回にも追加点を挙げた。

先発の2年生左腕・中村心大は7回を4失点。8回からは川上真(2年)が登板。2回を無失点に抑えた。

鳴門渦潮はエースで4番の岡田力翔(3年)が奮闘も初戦敗退。打って2安打2打点。投げても早実の強力打線を6回まで4失点に食い止めていたが7回以降に追加点を奪われ計8失点。185球完投も報われなかった。12年に鳴門工と鳴門第一が統合。今回が現校名になって2度目の出場だったが17年に続き初戦で涙をのんだ。