全国高校野球選手権に出場した新潟産大付の選手たちが15日、柏崎市の同校へ戻った。午後3時ごろ、選手を乗せたバスが到着すると、集まった教職員や保護者ら約100人から拍手と歓声が沸き起こった。吉野公浩監督(57)は「もっとああしていれば、と悔しさもあるが、新潟の子たちでも甲子園の舞台で戦えることを実感した。ベンチで体が震えるような経験ができた」と話した。

春夏通じて初出場の新潟産大付は9日の1回戦で17年夏優勝の花咲徳栄(埼玉)を2-1で撃破。14日の2回戦で今春近畿王者の京都国際に0-4で敗れたが、9回表に満塁のチャンスを作るなど驚異の粘りで甲子園のスタンドを大いに沸かせた。

主将を務めた平野翔太内野手(3年)は「テレビで見ていた舞台でプレーしたことは人生の中でものすごく貴重な経験。自分たちの野球ができた」と堂々と語った。新チームは17日に始動する。吉野監督は「もっと攻撃のバリエーションを増やしたい」とし、平野主将も「絶対に行った方がいい舞台。吉野監督をまた甲子園に連れて行ってもらいたい」と後輩たちへエールを送った。【小林忠】