鶴岡東(山形)の佐藤俊監督(53)は、9回1/3を1失点と力投したエース左腕桜井椿稀投手(3年)の成長に目を細めた。「去年の夏は桜井で負けている。春の東北大会でも桜井で、夏も秋も迷惑をかけたという思いは(桜井に)あったので」と、エースのこれまでの思いをおもんぱかった。

昨夏、県大会準々決勝で先発したが試合に敗れた。センバツ出場を目指した秋も、東北大会準々決勝で先発して敗戦投手に。今夏の山形大会では調子が上がらず、チームに迷惑をかけていた。それでも甲子園は桜井に懸けた。佐藤監督は毎試合前に「桜井の調子が上がっていると信じたい」。結果は信じた通り。「予想以上にいいピッチングをしてくれました」と認めた。

さらに桜井の成長を聞かれると「すべてにおいて。技術的だけじゃなくて人間としても。今日のピッチングが彼の成長そのものだと思う」。大舞台のマウンドで見せた最高の投球と成長を手放しで褒めたたえた。

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