滋賀学園が夏は初となる8強入りを果たした。4番岡田幸大内野手(3年)が決勝打を含む4安打2打点と、3試合連続2桁安打の打線をけん引した。青森山田は4番の原田純希内野手(3年)が中堅への豪快な決勝2ランを放ち、25年ぶりの準々決勝進出を決めた。滋賀学園と青森山田はともに初の4強入りをかけ、19日第2試合で激突する。
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滋賀学園が、3戦連続先制パンチで、夏初の8強入りを決めた。初回2死一塁。4番岡田は右翼線への適時三塁打を放った。石川・小松市出身で「石川のために、感謝してプレーしたい」と意気込んでいた。そんな4番を、スタンドの野球部員は世間をざわつかせているコミカルな表情と振り付けを組み合わせたダンスで後押し。スタンドもグラウンドも一体感あふれる雰囲気に、岡田は「打席に入ったらテンション上がるし、ノリノリになれる。応援の力はすごい」と語った。
試合前、山口達也監督(53)は岡田の復調を願っていた。「ちゃんと岡田に言ったので。『今日はお前やぞ』って」と、ヒーローになれと励ました。岡田は「シンプルに『ストライクが来たら打つんだ』と言われました」と監督の指示を受け止め、5打数4安打2打点の結果で応えた。
ナインの1人は「(岡田は)結構、練習する方なので」と明かす。滋賀大会は3割1分3厘で、本人にとっては物足りない結果に。「元気なかったです。でも、甲子園に来てから結果が出て、元気になりました」と、毎朝6時半頃には自主練習を始めていた姿を知るチームメートは、この日の大活躍を喜んだ。
4番が打線の3戦連続2桁安打をけん引し、夏初の8強へ駆け上がった。準々決勝を戦う青森山田とは監督同士がともに青森大出身で、相手の兜森崇朗監督(45)は8歳下の後輩だ。先輩の威信もかけて? センバツ8強校に立ち向かう。【中島麗】

