吉本興業所属芸人を多数輩出している北稜が3位に入り、創部44年目にして初の近畿大会出場権を手にした。

先発の左腕・中村勇翔投手(1年)は6回2死まで無安打投球を披露。巧みに緩急を使い、アウトの山を築いた。9回2失点完投勝利で、大舞台に導いた。

ベンチからは、イニング間にナイン同士の明るい声が響いた。新チームのテーマは「メリハリ」だ。河北蓮太郎学生コーチ(佛教大=1年)は「『メリハリが大事や』と。練習はきびしく、試合は明るく」がモットーと明かす。近畿大会出場権への大一番、言葉通り守備や攻撃での集中と、盛り上げ役となるベンチのナインの元気な声で、メリハリをつけた。

この日は、荒田和子校長(58)がスタンドで観戦。「笑顔と元気とともに野球部が勢いづいて、すごくうれしい。部員のみんなは、文化祭や体育祭、学業でもこの高校の中心になってくれています」と躍進に喜んだ。

同校は、お笑いコンビのチュートリアル、ミキのほか、ピン芸人のおいでやす小田ら吉本興業所属芸人の母校でもある。