日本の打線が目覚めた。1点を追う2回、2長短打などで同点に追い付き、なおも2死三塁から岡部飛雄馬外野手(3年=敦賀気比)の右前適時打で勝ち越し。韓国の最速157キロ右腕、エースのパク・ジュンヒョンを攻略した。先発左腕・末吉良丞投手(2年=沖縄尚学)は4回2失点で試合を作り、勝利に貢献した。

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1点を追う2回1死二、三塁。坂本の二ゴロで追いつき、なおも2死三塁から岡部が打席に入った。4球目の149キロ直球を引っ張り、勝ち越しの適時打となった。身長188センチの長身右腕、パク・ジュンヒョンを打ち砕き、マウンドから引きずり降ろした。

流れをつかんだ日本打線は強かった。3回には2死一、二塁から高畑の左前適時打で1点を追加し、リードを広げた。

先発の末吉は2回までの3安打1四球の2失点から、フォームのバランスを修正。ゆったりとしたフォームから力強い真っすぐを投げ込んだ。3回1死二塁では、力のある真っすぐでねじ込み空振り三振。ギアを上げた。

心は熱く頭は冷静に。相手が好投手であればあるほど、燃える。夏の甲子園大会3回戦、仙台育英(宮城)の吉川陽大投手(3年)と投げ合った時もそうだった。「好投手と投げあえるのは楽しい。自分が先に(マウンドを)降りたくない。できるだけ自分が長くマウンドに立ちたい。絶対に投げ負けたくない」。同じ土俵に立てば同じ。沖縄尚学で学んだポーカーフェースを貫き、臆することなく力のある球を投げ込む。客席からの大きな拍手に勇気をもらい堂々と腕を振った。

初戦のイタリア戦では、わずか5安打で相手の失策に助けられて勝利。小倉監督は試合後「もっと思い切ってやっていい」と、選手たちを鼓舞。指揮官の言葉を胸に、積極的にプレーした。エンジンがかかってきた。【保坂淑子】

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