奈良大付の最速145キロの長身右腕、新城楓雅投手(2年)にNPB5球団が集まり、注目を感じさせた。

新城は天理との準々決勝に先発。1点リードの3回に3安打に失策も絡み3失点で逆転を許したが、4回以降は無失点と崩れなかった。スカウトのスピードガンでは自己最速にあと1キロに迫る144キロを計測し、力強さを見せた。ただ、打線の援護がなく、8回7安打6奪三振3失点(自責1)の完投負け。「チームが打てないというより自分が打たれてしまった。次はリベンジできるように」と唇をかんだ。

身長188センチの長身右腕を見ようとNPB5球団のスカウトがバックネット裏からチェック。DeNA藤田スカウトは「素材はいいんで、これからが楽しみですよね。もう少し目線の上がるようなカーブが投げられたら、阪神の才木投手のようになれる」と評価した。

プロ入りへの思いについては「高卒でプロになりたいです。支配下で入りたい」と思い描く。現在の体重は80キロ。「まだまだ細いのでご飯を食べてごつくなりたい」と体作りに重点をかける予定だ。田中一訓監督(52)も「もう少し体が横にがちっとついてほしい。がちっときたら、もっと面白くなる。まだまだですけど、伸びしろはあると思います」と成長を期待した。

チームは敗れて来春センバツ出場は絶望的となった。「自分の球も打たれたりする。しっかり冬で追い込んで、打たれないように」と冬を見据えた。

◆新城楓雅(しんじょう・ふうが)2008年(平20)4月27日生まれ、大阪府大東市出身。灰塚小4年時に諸福スパイダーズで野球を始める。大東中では守口ボーイズに所属し、3年夏に全国大会に出場。奈良大付では1年秋に背番号10でベンチ入り。持ち球はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ。好きな選手はDeNA藤浪晋太郎。188センチ、80キロ。右投げ右打ち。