専大松戸(千葉)は大阪桐蔭に競り負け決勝進出を逃した。

準々決勝まで自責0の専大松戸のエース門倉昂大投手(3年)の制球力が、ほんのわずか狂った。6回、同点に追いついて迎えた7回、1死二塁。少し真ん中に入ったフォークを捉えられ勝ち越し打を許した。「自分の投げミスです」。大阪桐蔭打線は、甘く入った球を見逃してはくれなかった。

成長を証明した春だった。昨夏、新チームスタート時、エースを目指し自己改革に取り組んだ。それは持丸修一監督(77)とコミュニケーションを取ることだった。「思いきって監督に『ピッチングを見てください』とお願いしたり、どんな小さなことでも、自分の感覚を伝えるようにしました」。監督との壁がなくなり、それまでとは違うスライダーとフォークの投げ方を教わり、甲子園では大きな武器になった。4試合に登板し自責はわずか2で防御率は0・66。「冬やってきたことが出せて自信につながった」。頼れるエースに成長した。

「甲子園は人もいっぱいいて楽しいところでした」。初めて見た準決勝の景色に「楽しかったです」と胸を張った。「絶対に優勝したい」。悔しさが、さらなる高みを目指す原動力に変わった。夏は決勝の景色を見る。【保坂淑子】

【センバツ】決勝戦は近畿対決 大阪桐蔭と智弁学園が決勝進出/詳細