<高校野球宮城大会:仙台育英2-1東北>23日◇決勝◇Kスタ宮城

 仙台育英がライバル東北との対決を制して、2年ぶり23回目となる甲子園出場を決めた。1回に1点を先制されたが、2回に伊藤健太一塁手(3年)の中前適時打で同点、高橋竜之介(3年)の右前適時打ですかさず勝ち越しに成功。わずか1点のリードを、エース渡辺郁也投手(3年)が守りきり、4安打1失点で投げきった。

 優勝に号泣した小杉勇太主将(3年)だが「この時のためにやってきたので、今はうれしくて仕方がない」と最後は笑顔。今大会39イニングを投げて2失点と抜群の安定感を誇った渡辺は「甲子園でも気負わず、自分のピッチングをできれば」と意気込んでいた。