<全国高校野球選手権:大阪桐蔭8-2木更津総合>◇13日◇2回戦

 春夏連覇を目指す大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(3年)が夏の甲子園初戦。6安打2失点完投、14奪三振と好スタートを切った。桐蔭300211001=8木総010100000=2

 3点の援護をもらい1回裏のマウンドへ。1番国広への夏初球は147キロ直球が外れ1ボール。148、149キロと徐々に球速を上げ最後は132キロのフォークボールで空振り三振。2番杉崎には三遊間への内野安打を許したが、3番三国153キロ直球で空振り三振。杉崎が二盗失敗で三振ゲッツー。

 2回は先頭の4番高野に2-2からの5球目、135キロのフォークが高めに入ってバックスクリーンへ飛び込むソロ本塁打を被弾。それでも5番高橋、6番秋庭を連続三振に仕留めるなど後続はピシャリ。

 3回は3者凡退。1奪三振。

 4回は先頭の杉崎に死球。3番国広は三振に仕留めたが4番高野に痛烈なヒットを許し一、三塁。5番高橋の時、一塁走者の高野が二塁へスタート。藤浪が二塁に送球したが悪送球となり三塁走者生還。2点目を失った。その後は追加点を許さず。ここまで3安打2失点で7奪三振。試合は5-2でリード。

 5回は2死後、四球と盗塁で二塁まで走者を進められたが1番国広を見逃し三振に仕留め無失点。

 6回は2番から始まる攻撃を3者凡退。

 7回は1死後、代打藤巻に中前安打を許したが後続を断つ。8番代打大沢には左翼フェンス際まで飛ばされたが左翼手が好捕。三振はここまで9個。

 8回は3者三振。ようやくスライダーがキレ始める。6回を除く毎回の12奪三振。7-2でリード。

 9回はまず3番三国を148キロ直球で見逃し三振。4連続で13個目。4番高野には二塁内野安打。5番高橋にも左前安打され1死一、二塁。6番藤巻はフォークで空振り三振。14個目。7番逆井を146キロ直球で詰まらせ遊飛。6安打2失点完投で試合終了。