<全国高校野球選手権:大阪桐蔭8-1天理>◇20日◇準々決勝

 大阪桐蔭・森友哉(2年)が、攻守に存在感をアピールした。初回、いきなり天理先発山本の投じた直球を右越えに運ぶ先頭打者アーチ。「強く打つことだけを考えた」。リードオフマンの一振りで試合の流れをグッと引き寄せた。守っても藤浪を好リードした。序盤、エースの調子が本調子でないと感じた2年生捕手は「体の開きが早い。リラックスして」と声をかけた。「無駄球をなくすことも考えた」と話す通り、ストライク先行の投球で好投を引き出した。