<高校野球南北海道大会:浦河8-4札幌北陵>◇17日◇1回戦◇札幌円山

 60年ぶり出場(南北分離後は初)の浦河が、道大会初勝利を挙げた。

 6回2死満塁で4番・菊地奨悟中堅手(3年)が逆転の2点左前打を放ち、守っては弟の悠也投手(2年)が15安打を浴びながら4失点で完投した。

 終盤には、熱中症の症状を訴える選手が続出。殊勲打の菊地奨も右太ももをつったが「弟が頑張って投げていたので、負けたくなくて最後まで頑張りました」。満身創痍(そうい)で歴史的な白星を手にした。