<高校野球秋田大会:能代松陽6-5大曲工>◇21日◇準決勝◇こまちスタジアム

 能代松陽が校名変更後、初の決勝進出を決めた。先発した右横手投げエース吉田昂希(3年)が、4回まで春県大会Vチーム打線を無安打無失点に抑える好投を見せたが、7回に4失点。1-4で迎えた8回に村上久仁(3年)の左前2点適時などで同点とし、延長戦へもつれ込んだ。

 10回表も1点を取られたが、その裏に2四球と相手失策などで同点とし、最後は2死満塁から高田将太主将(3年)が四球を選び、押し出しでサヨナラ勝ちした。

 工藤明監督(38)は「日本一を目指してやってきた。ここで満足はしていない」と話し、決勝の角館戦をにらんだ。