<高校野球宮城大会:仙台南10-0宮城広瀬>◇7日◇2回戦◇仙台市民球場

 仙台南が七夕の日に「7並び」の鮮やかな先制攻撃を見せた。1回裏に1番から7番が連続出塁し、全員が生還するなど7安打7得点の猛攻で流れをつかみ、宮城広瀬に5回コールドで快勝した。

 仙台南の「七夕攻撃」だった。1回裏、1番及川輝の中前打が打ち上げ花火になった。2番小窪恭平主将、3番後藤翼の送りバントが内野安打になり、主砲小池智己が走者一掃三塁打。3年生の上位打線が勢いをつけると敵失にも乗じて7安打7者連続得点。「ラッキー7」でビッグイニングを完成させた。

 終わってみれば先発全員の12安打10得点でコールド勝ち。小窪主将は「単打ばかりでピストル打線と呼ばれています。このチームになって初回の得点の中では最多。最初から先制しようという意識はありました」と笑顔で振り返った。

 集中したバント練習が奏功した。春の県大会2回戦の東北戦で打線のつながりを欠き、0-8で7回コールド負け。その後、五十嵐進悟監督(40)の指示で1日約3時間、バント練習だけの日を計4日こなした。一塁と三塁線の内側に幅50センチの線を引き、その間に9人連続でバントを決めなければ終わらないメニュー。小窪主将は「技術と同時に気持ちも育ちます」と忍耐力の向上も強調した。3回戦では昨秋から3連敗中の柴田と対戦する。「やることは変わりません。全員で守って1点を取りに行きたい」と小窪主将。つなぐ野球でリベンジを狙う。【佐々木雄高】