<高校野球神奈川大会:東海大相模5-3横浜>◇29日◇準決勝◇横浜スタジアム

 横浜(神奈川)のドラフト候補2人の夏は、準決勝で幕を閉じた。

 4番の高浜祐仁内野手(3年)は4打席目まですべて三振。9回に2番手吉田凌(2年)から意地の左前打も、時すでに遅しだった。「インコースを狙っていけと言われていたのに打てなくて、頭を切り替えて今度はアウトコースを狙ったんですが、結局打てなかったです」。常勝軍団で1年から4番を務めた。重圧を背負いながらも高校通算32本塁打。昨夏、今春と甲子園出場の原動力になったが「チームに迷惑をかけ続けた3年間。悔しいです」と淡々と振り返った。進路については「プロは自分の一番の夢ですが、これから考えます」と、答えるにとどまった。

 今大会3本塁打の浅間大基外野手(3年)は、苦手の外角を徹底的に攻められ、5打数1安打に抑え込まれた。すでにプロ志望を公言しているが、試合後は号泣し、立ち上がるのがやっとの状態。チームメートに両脇を支えられながら、球場を後にした。