第96回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園)に出場する南北海道代表の東海大四は29日、同校グラウンドでシート打撃など約3時間、汗を流した。全体練習後には、居残り特打も敢行。南大会で打撃不振気味だった高田渉主将(3年)や、両打ちに挑戦中の高橋厳己(げんき)中堅手(3年)らが、入念にフォームを確認した。

 シート打撃では1死二、三塁を想定して、ベンチ入りメンバーが次々に打席へ。大脇英徳監督(39)は「南北海道大会で勝ったからといって、その時の打順に固執するつもりはない」と、甲子園本番へ向けて打順の組み替えも示唆。南大会では、ほぼ固定していた打順だが、さまざまな攻撃パターンを視野に最適な打順を模索していく。

 高田は「(南大会では)フォームを意識して考えすぎていた。リセットする意味でも、1度崩して、原点に戻るつもりでやっています」と、バットを高く上げることで、小さくなっていた構えを修正。チームは3日に東京経由で大阪入りする。