第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕)の東西兵庫大会が28日、明石で開幕した。西兵庫の姫路西と相生産が開幕カードで対戦。県内屈指の進学校で創立130年の歴史を誇る姫路西が9回に3点差を追いつき、延長で開幕勝利を挙げた。
開幕勝利を挙げたのは、創立130年の伝統校だった。3点を追う9回、犠飛で2点差とし、なおも2死一、二塁で石谷(せきや)健内野手(2年)が左中間を破る同点打。延長10回2死二塁からは代打の上岡祐太外野手(3年)が決勝打を放ち、4年ぶりの夏1勝。穴田彰良監督(52)は「奇跡のような試合ですね」と、興奮を抑えられなかった。人間国宝の落語家、桂米朝さんやデザイナーの高田賢三氏らを輩出した県内屈指の進学校。同点打の石谷も、法曹界入りを夢見て京大法学部を目指す。放課後の練習は1時間。グラウンドも内野しか使えないという練習条件の厳しさも、高い集中力でカバーする。石谷は「練習は1時間でも、1日は24時間ある。メンタル面を鍛えることは出来ます」と、朗らかだった。


