<高校野球山梨大会:甲府西6-3甲府昭和>◇5日◇1回戦
大会第1号本塁打は「有言実行男」が放った。3点リードの5回裏、2死一塁で甲府西のエース渡辺一樹(3年)が放った打球は左翼手の頭上を越え、そのままスタンドに飛び込んだ。この2点が甲府昭和を突き放し、4年ぶりとなる夏1勝をもたらした。家を出る前に母佳代子さんに「絶対本塁打を打つ」と約束したが、言葉通りの結果に表情を崩した。
2月に肩を痛め、投球練習を再開したのは5月末。春の大会はベンチから試合を見届けた。「エースナンバーなのに出られない悔しさがありました」と振り返った。この日も先発はしたものの2回で交代。投手としてチームに貢献できない分、打撃でカバーしてみせた。「野球の神様っているんだな」。試合後は充実感たっぷりの笑顔を見せた。


