<高校野球北神奈川大会:川崎北5-3横浜商大高>◇19日◇3回戦
川崎北の「親子鷹」が甲子園にまた1歩近づいた。横浜商大高に延長10回、5-3で競り勝った。息子のバットがチームを勢いづけた。1-1の同点で迎えた5回2死一、三塁。佐相真澄監督(49)の長男で4番健斗左翼手(2年)が、右中間を破る2点適時打を放つ。夏の甲子園過去3回出場の強豪相手に主導権を握った。
8回に同点に追いつかれたが、2試合連続コールド勝ちのチームは粘りを見せた。延長10回表2死二塁の場面で再び健斗に打席が回ってきた。この日は2安打と好調だっただけに、敬遠された。「後ろが絶対に打ってくれると信じていた」と健斗。敬遠で広げた好機に、塩田貴大(2年)が二塁打を放ち試合を決めた。
父は4年前に監督に就任した。「父がいたから、絶対に行こうと思った」と息子は後を追った。中学時代から家で素振りを見てもらうなど、父から打撃を学んだ。「高校で父に教わるのが、一番打撃が伸びると思った」と目を輝かせる。
初戦は無安打だったが、2、3回戦2試合で3安打4打点の活躍。「監督の息子が4番」というプレッシャーにも打ち勝った息子は、「県立の星」でひときわ輝く存在となる。


