<高校野球静岡大会>◇10日◇1回戦
8年ぶり甲子園を狙う興誠が、磐田北を16-6の5回コールドで破った。開幕戦を飾る大勝だったが、試合内容に不満を残し笑顔は少なかった。磐田北は1番鈴木翔也中堅手(3年)が今大会1号本塁打を放つなど、6点を返し意地を見せた。
5回コールドの大勝にも興誠ナインは厳しい表情を浮かべた。安田晃三主将(3年)は「初戦に勝てたことと、攻撃は合格かもしれないが、課題の残る試合だった」と、淡々と振り返った。
試合前の円陣では「最初から飛ばしていくぞ」と声をかけ合った。2番鈴木寛典遊撃手(3年)の中前安打を皮切りに2点を先制。続く2回にも3点を追加すると、3回には打者16人の猛攻で10得点を奪い、試合を完全に決めた。
だが、3回に先発の森嵩道(3年)が右翼席に1発を浴びると、2番手の高重勝(3年)、3番手の田岡祐人(3年)のリリーフ陣も流れを止められなかった。4回には四死球を4個重ね、4失点した。村松俊明監督(50)は「ホームランの2点はしょうがないが、4点はいらない」。女房役の寺嶋寛大捕手(3年)も「夏は勝つことが大事だけど、こんなゲームでは…」と反省を口にした。
18日の2回戦では、静岡商-韮山の勝者と対戦する。指揮官は「バッテリーを中心にしっかりとディフェンスをして、攻撃につなげていきたい」と、守備面が重要なことを強調した。11日、メンバー全員で同カードを観戦、次戦に備える。【前田和哉】


