西武森友哉捕手(22)が19日、メットライフドームで契約更改交渉に臨み、500万円減の来季年俸4000万円でサインした。

 今年は3月のWBC強化試合で死球を受け、左肘を骨折。8月15日の楽天戦で復帰するまで長期離脱を強いられ、プロ4年目で自己最少の出場38試合にとどまった。故障に泣いた1年を「なかなか完治せず、もったいなかった。おもんない(おもしろくない)なーと思ってました。野球が全力でできない日が続いて」と回顧。それでもシーズン後半は打率3割3分9厘、2本塁打、18打点でチームの2位に貢献した。

 今オフは捕手での出場機会を求め、オーストラリアのウインターリーグに参加。右膝を痛めて帰国したが軽傷で済んだ。来季へ向けて「1年間まず1軍にいることが1つの目標。キャッチャーとしても半分くらいは出られたらいいな」と話し、「規定(打席)には立ちたい。立った上で(打率)3割に到達すれば最高」と意気込んだ。(金額は推定)