西武のドラフト3位、伊藤翔投手(19=四国IL・徳島)が19日、開幕1軍入りへ気を引き締め直した。

 メットライフドームでの全体練習後、ブルペン捕手を相手に、20~30メートルのキャッチボール。始めは助走をつけて投げ、途中からは助走をなくし、1球1球丁寧に投げ込んだ。

 高校時代から、フォームに気になる点があった時などに取り組んできた練習。「昨日(18日)のブルペンで上体が突っ込んでいる感覚があったので。今日は(軸足の)右足の内側にしっかり力を入れることを意識して投げました」と振り返った。

 ここまでオープン戦4試合にリリーフ登板。計7イニングで被安打7の1失点、防御率1・29と安定した数字を残している。開幕まで残り5試合。1軍生き残りへの正念場に向け「1軍を目標にやってきて、ここまで(1軍に)帯同させてもらっている。自分にプレッシャーをかけるわけではないですが、しっかり結果を残して、このまま開幕を1軍で迎えたい」と力を込めた。