ヤクルト原樹理投手が8回2安打無失点で5勝目を挙げた。

140キロ台の直球と変化球を駆使して阪神打線を翻弄(ほんろう)。雨が降る中でも冷静さを保って相手に隙を見せなかった。

「(捕手の)井野さんが引っ張ってくれた。丁寧にタイミングを外しながらできた。スライダー、カーブ、シュート、カットボールを混ぜながら、的を絞らさずにできたかな」と自身の投球に及第点をつけつつ「残り試合が少ないので。そこが一番のポイント。そこでいい投球をしてこそ、良かったなと思う。『勝ってかぶとの緒を締めよ』じゃないけど、謙虚にいきたい」と手綱を締めた。