今季限りで現役引退した元BC栃木の村田修一氏（37）が28日、巨人DeNA25回戦（東京ドーム）で行われたセレモニーに登場した。はきはきとした口調でかつて所属した巨人、DeNAの両球団、ファンの前でスピーチした。

※内容は下記の通り。

みなさま、お久しぶりです。まずは今日シーズン終盤の大事な試合前に、このようなセレモニーを準備してくださった読売巨人軍、球団関係者のみなさま、ならびにこのセレモニーに賛同してくださった、DeNAベイスターズ、球団関係者の皆さまに、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

私は今年1年間、BCリーグで野球をやらせていただきました。僕のことを温かく迎えてもらったBCリーグの皆さま、そして栃木ゴールデンブレーブスの皆さまにも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

また、いろいろなBCリーグの球場で、声をかけてくださったファンの皆さま、そして今シーズン、NPBの球場で僕が以前使用していた応援歌を歌ってくださったファンの皆さまにもこの場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。巨人ファンの皆さま、横浜ファンの皆さま、そして野球ファンの皆さま、本当にありがとうございました。応援歌は、いつも大好きで、息子たちも歌っていました。

私は9月9日をもって、現役を引退しました。今日ここに立てているのもいろいろな方に支えられて、いろいろな方に指導していただいて、ここに立つことができました。03年から9年間、横浜ベイスターズで応援してくださったファンの皆さま、指導者の皆さま、打撃も守備も雑だった僕を、我慢して使っていただき本当に感謝しています。ただ、チームを強くすることは出来ませんでした。横浜ファンの皆さま、本当に申し訳ありませんでした。しかし、いつも温かいご声援をいただいたことは僕の胸に今も刻んであります。本当にありがとうございました。

その後、読売巨人軍で6年間、ただ勝ちたい、その気持ちを胸にとびこんできました。自分の考え方、野球スタイル、いろいろなことが状況とともに変化したような気がします。どんなときも前を向いて進んできたつもりです。勝つことの難しさ、野球に対する心構え、いろいろなことを教えてもらいました。良き後輩に出会い、良き先輩方に支えられ、良き同級生とともに優勝する喜びを教えていただきました。

今年1年間は、栃木ゴールデンブレーブスで過酷な環境、過酷な移動の中で、若き選手たちとともに野球をして、とても勉強なりました。そして野球が楽しかったです。その選手たちはいつも、このNPBで、野球すること夢見て、汗を流してます。10月25日のドラフト会議で、1人でも多くのBCリーグの選手たちが、名前を呼ばれることを心から願っています。

そして何より、家族に感謝しています。いつも格好いい父親でありたいと思いながら頑張ってきました。家族とともに前を向いて進んでいきたいと思います。村田修一としての現役終わりましたが、村田修一としての人生はまだまだ、これからも続きます。息子たちを一人前の男にしたいと思っています。父としてやることたくさんあると思っています、息子たちとともに勉強したいと思います。これからもよろしくお願い増す。

未練がないと言えばうそになりますが、自分が選択した道に後悔はありません。応援してくれた皆さま、ありがとうございました。最後の締めくくりとして、両チームの皆さん、きょうも熱い試合を期待してます。ファンの皆さま、プロ野球16年間、現役生活長い間、ご声援ありがとうございました。