CS突破のカギは“頭”にある。西武は7日、今季最終戦を戦った福岡から帰京することなく、宮崎入り。8日から主力もフェニックス・リーグに参加し、17日からのCSファイナルステージまで実戦感覚を維持する。辻監督は「選手は疲れている。ちょっとリラックスさせる」と体調を整えさせながら、10日後に照準を合わせた。

レギュラーシーズンは首位で駆け抜けたが、これからは短期決戦。橋上作戦コーチは「1戦目でしょう。1勝のアドバンテージがあるから負けても五分だが、相手はファーストステージを勝っている。初戦を取られると、勢いを倍増させてしまう」と、初戦をポイントに挙げた。松井稼頭央外野手も「初戦を取れれば」。短期決戦を知る2人の考えは一致する。初戦先発が確実なエース菊池雄星投手は「最初から飛ばします」。頭から全力で行き、頭の試合を取りにいく。