平成最後の巨人ドラフト1位、高橋優貴投手(22)が1発に泣き、7回5安打3失点でプロ初黒星を喫した。

1点を先制してもらった直後の2回。制球を乱し先頭から2者連続四球で無死一、二塁とピンチを招く。続く中日の7番福田に1ボールから内角低め、見逃せばボール気味のスライダーを左翼ポール際へ運ばれ、逆転3ランを許した。

3回以降は落ち着きを取り戻し、2安打2四球も無失点。尻上がりに安定感が増しただけに「ホームランを悔やむのではなくて、やっぱりあの前の2つの四球が良くなかったと思います。仮に2つアウトをとって、ソロホームランだったら同点だったので、ああいう流れにもなってない。打たれたことも反省すべきだと思うんですけど、一番反省するのはその前のことだと思います」と唇をかんだ。

試合前時点で、得点圏では通算17人の打者と対戦し無安打に抑えていたが、20人目で許した初安打が痛恨の1発となってしまった。マスクをかぶった炭谷からは立ち上がりの入り方について助言をもらい「やっぱりここ4戦、序盤にピンチを迎える場面が多いので、序盤から100%の力を発揮するために、明日から、今日の夜から準備を変えていければ、自ずと結果も変わってくると思います」と反省を糧にしていくと誓った。