「日本生命セ・パ交流戦」首位のソフトバンクが、ゲーム差なしで追っていた2位巨人との直接対決第1ラウンドを制した。今季は「満塁の呪縛」に苦しんできたが、2点を追う6回に反撃。1点を返し、なおも続いた2死満塁のチャンスで甲斐拓也捕手(26)が同点バント安打を決め、代打・福田秀平外野手(30)の5号満塁弾で一気に勝ち越した。ソフトバンクが22日も勝てば2年ぶり8回目の交流戦Vが決まる。

▼福田が6回に代打満塁ホームラン。福田の代打本塁打は通算4本目で、満塁弾は自身初となった。ソフトバンクで代打満塁弾を打ったのは、ダイエー時代の97年5月25日近鉄戦の河野以来、22年ぶり8人目(9度目)。

▼巨人は今年の5月29日阪神戦で、高山に代打満塁サヨナラ弾を献上。巨人がシーズン2本の代打満塁弾を許したのは、85年に5月20日阪神戦の佐野(投手槙原)と9月8日大洋戦の平田(投手中島)に打たれて以来34年ぶり2度目。