広島下水流昂外野手(31)と楽天三好匠内野手(26)の交換トレードが2日、両球団から発表された。

下水流は昨年7月の巨人戦で逆転サヨナラ弾を放つなど勝負強い打撃で3連覇を支えた。マツダスタジアムでナインや首脳陣にあいさつし「寂しいのが1つ。でも、チャンスをいただいたと思っているので、自分が持っている力を精いっぱい出したい」と話した。楽天の1軍外野手で右打ちはブラッシュと代走要員の島井だけ。石井GMも「右の代打を含め、チームのチョイスの幅を広げたい。球宴前5試合の中で出番がある状況であってほしい」と早期の1軍合流に期待を示した。

三好は遊撃だけでなく二塁、三塁をこなす守備力が武器。三遊間は広島の補強ポイントでもあった。三好は楽天を通じ「心機一転、カープの優勝に貢献することが恩返しになる。そして、秋にはイーグルスと日本シリーズで対戦し、皆さんに元気な姿をお見せしたいです」とコメントした。