阪神先発西勇輝投手がアクシデントに見舞われた。1回無死一、二塁。筒香に低めフォークをすくわれ、右翼に先制3ランを浴びた。直後もロペスに左前へ運ばれ、宮崎の打球が左足直撃。転倒し、降板を強いられた。

DeNAには今季1勝1敗、防御率1・88と善戦していたが1死も奪えず5連打でKO。プロ初の屈辱だった。ベンチで劇的勝利を見届けたが、試合後は少し左足を引きずりながらバスへ。「今までも何回かシーズン中に若い頃から足には打球が当たっていたけど、今まで当たったことがない場所」と説明した。

左足親指付近を痛めたとみられる。矢野監督は「踏み出す方の足。指の繊細なところに打球が当たっていたので、ちょっと難しいという判断」と言い、金村投手コーチも「明日の状態を見てから。中継ぎでも投げてもらいたいけど」と話した。この日は12球の投球で、軽症なら、今後の救援登板やCSファイナルステージ初戦の9日巨人戦での先発も視野に入りそうだ。