日本ハム吉田輝星投手が「1軍投手」への3カ条を設定した。7日開幕の「みやざきフェニックス・リーグ」に参加するため6日、東京から宮崎へ移動。「1軍でどこが通用するか踏まえて」と、防御率・完投・球数を意識して約1カ月のリーグに臨む。

1年目の悔しさが、明確な課題を浮き彫りにした。今季は4試合に先発。1勝3敗、防御率12・27でフィニッシュした。防御率は「プロに入るまで気になっていなかった」と重要視していなかったが「良い投手の条件。1イニング最少失点はもちろん、油断や隙を見せないようにしたい」と心掛ける。

イースタン・リーグでも、先発した13試合で完投は1度もなし。6回2/3がプロ最長で、先発投手として完投を目指すべきだと実感した。ハードルとなってきたのが球数で「三振も取っていないのに球数が多い。9回120球とか、出来るだけ長いイニングを」と壁を越える。

ルーキーイヤーに1軍昇格を果たしたことで、過酷な飛行機移動などコンディショニングの大切さも体感できた。「腰をやられたので、座る姿勢とかすごい気をつけています。ケガなくやりたいので」と自覚十分。9日中日戦(生目第二)で先発予定。実り多い秋にする。【田中彩友美】