ヤクルト高津監督が“積極走塁”を打ち出した。みやざきフェニックス・リーグの開幕ハンファ(韓国)戦で就任後初の指揮をとり、白星を飾った。

4番三塁でスタメン起用した村上が4回1死から右前打を放つと、すかさず盗塁のサインを出した。送球が体に当たるアクシデントもあったが成功。8回にも先頭で出塁すると再び盗塁のサインを出し、余裕のセーフとなった。高津監督は「走れるなら、走らないともったいない。まだ19歳だし、どんどん走らせようと思う」と予告。今季5盗塁の村上も足には自信があり「走塁にも、高い意識を持ってやっていきたい」と意欲を見せた。

投手陣では、ドラフト1位清水が先発し6回を1安打無失点。フォークがさえ10奪三振と快投した。初陣に勝利した指揮官は「フェニックスとはいえ、勝った方が気分がいい」と充実の表情だった。【保坂恭子】