ソフトバンク王貞治球団会長が7日、ヤフオクドームで、6日に死去した金田正一氏(享年=86)を悼んだ。

CSファーストステージ第3戦開始前に報道陣に囲まれた王球団会長は「ジムなんかに通っているとか聞いていたから、まさかこんな形になるとは思わなかった」と驚いた様子だった。

現役時代を振り返り「6年間対戦した。2階から落ちてくるようなカーブで、球(直球)もグッと伸びてくる。やっぱり400勝という数字が語っているようにすごい投手だった。エースとして真っ向勝負してたから。お互いに堂々と勝負した」と振り返った。

「(巨人で)一緒にやって。対戦相手としてのカネさんから学ぶことがあったけど、味方になってから、こうあるべきだというものをね。僕の選手寿命を延ばしてくれたのもありますね」と感謝した。

「日本野球の歴史の中に歴史に名前がしっかり残る人。残念」とさみしそうに話した。