ヤクルトが、楽天を退団することが決定的となった嶋基宏捕手(34)の獲得に向け動いていくことが8日、分かった。

みやざきフェニックス・リーグのソフトバンク戦(西都)で指揮をとった高津新監督は、嶋について「いい選手ということは、間違いないと思います」と話した。

今季は正捕手の中村が126試合に出場。3日に右肘手術を受け来春キャンプには間に合う見込みだが、首脳陣はリード面での課題を指摘していた。他にも西田、松本、古賀ら期待の若手が台頭しているが、経験豊富なベテランが加入すればさらに選手層に厚みが増し、若手の育成面でもプラスになる。セ・リーグ最下位からの巻き返しに向けて補強に動く。嶋についてはロッテ、オリックスも動向を調査している。