パ・リーグ2位のソフトバンクが同1位西武に4連勝し、2年連続で「下克上での日本シリーズ進出」を決めた。

2位以下の同一球団が2年続けてクライマックスシリーズを制して日本シリーズに出場するのは初めてのケース。ソフトバンクはリーグ優勝した17年から3年連続でのCSファイナル突破となった。試合後の工藤公康監督の球場インタビューは以下の通り。

-台風の被害が心配される中で、ゲームが行われて、きょう決めました。今の気持ちは

まずは今回の台風で被災された方、避難を余儀なくされた方に、心からお見舞いを申し上げます。そんな中できょう、試合ができたことを本当にうれしく思いますし、こんなにたくさんのファンの方に来ていただいて、本当にありがとうございました。

-きょうの試合もそうですが、この4試合、相手に主導権を渡さずに4連勝という形に

それは選手たちが、あまり時間のない中で、しっかりと準備をしてくれたおかげだというふうに思いますし、1試合1試合、1球1球に、しっかりと集中してくれて、何とか勝つんだと、何とかものにするんだと、いう強い思いを持ってやってくれたことがこの結果につながったと思います。

-4試合連続の2桁安打

ほんとにみんなが、つなぐ気持ちをしっかり持ってやってくれたことがこの点数につながってると思いますし、とにかく1打席1打席、1球1球をみんなが大事にしてくれたからこそ、今の結果になったというふうに思います。

-先発、リリーフ陣も熱い投げっぷり

ほんとにね、試合に出てる選手だけではなくて、ベンチにいる選手たちもみんな一緒になって、自分が投げてるように、自分が打ってるかのように、同じ気持ちでやってくれたことが、この結果につながってると思いますし、そういう思いをしっかり背負って、試合に出てる選手たちも、頑張ってくれたことがこの結果だと思いますんで、チーム一丸となった勝利だと思います。

-CSではいろんな選手をスタメンで、いろんな選手を代打で使って、はたから見てると怖いくらいに工藤監督の采配が的中をしていた、どういう思いで起用を

シーズンで頑張ってくれた人をね、途中で代えるっていうのは非常に心苦しい思いはありましたし、ほんとに自分自身でも大きな決断だったというふうに思うんですが、ここは勝つために、何が最善かというところをしっかり考えさせてもらって、本当に選手には申し訳なかったんですけど、やっぱりシーズン優勝できなかった、その思いを、なんとかこのクライマックスで勝ちたいという思いが、選手たちにも伝わったと思いますし、出てくれた選手たちがしっかり結果を残してくれたからこそ、僕もたぶん非難されないで済んだと思います。

-3年連続の日本一、挑戦権を得ることになった

とにかくパ・リーグの代表として日本シリーズに行って、しっかりと戦って、勝てるようにファンの皆さんに喜んでもらえるような熱い試合をしっかりやっていきたいと思います。

-福岡のファンのみなさんに

熱い応援をたくさんありがとうございました。皆さんの思いが、こういう結果になったというふうに思ってます。これからも日本一目指して、選手一丸になって頑張っていきますんで応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました。