侍ジャパンの山田哲人内野手(27)が新オプションの可能性を広げた。

不動のリードオフマンだった秋山の離脱を受け、1番二塁で先発。「(1番は)シーズン中も経験しているので違和感なく臨めました」。5回1死二塁では2ボールから右腕プロコピオの146キロ直球をとらえ、二遊間を破った。

前日10月31日カナダ戦では9回の代打出場どまり。現状は二塁菊池涼、一塁浅村のバックアップという位置づけだが、秋山不在となった状況で存在感が増していきそうな情勢だ。稲葉監督は「見逃し方が非常に良くなった。変化球に対しても悪い時は体が反応して手が出てしまうけど、今日は見逃し方がいいと金子ヘッドと話していた」と高評価。「プレミア12」前の最後の実戦で結果を出し、本番を前に1番山田プランが一気に浮上してきた。