日刊スポーツでは年末恒例「阪神ファンアンケート」を今月上旬からインターネットで実施し、全体の有効投票で1016票が集まった。

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ファンにとって今年最もインパクトを与えた阪神ニュースは、「大腸がん復帰の原口がサヨナラ打で矢野監督涙」だった。6月9日の日本ハム戦で原口はサヨナラ打を放ち、お立ち台で「みんな、ただいまー」と叫んだ。1月8日に大腸がんを宣告されたが闘病を乗り越え、6月4日に1軍復帰したばかりで放った劇的な一打は、387票を集めてトップとなった。

さらに記憶と記録に残るものが続々とランクイン。2位351票「鳥谷に事実上の戦力外通告。今季限りでの退団が決定的に」、5位186票「メッセンジャーが現役引退を発表」と、長年阪神を支えてきた2人に関する話題が上位に入った。3位は254票「奇跡の6連勝で大逆転CS進出」、4位215票「近本が長嶋超えでセ新人最多安打61年ぶり更新」。ドラフト1位入団のヒットマンは6位176票で「近本が盗塁王。新人王は逃すも新人特別賞」でも選ばれている。

また、9位には「脳腫瘍から復帰目指した横田が引退試合で奇跡のバックホーム」、10位にはドラフトで「西、井上、及川ら甲子園のスターを次々と指名」が入っており、今年も多くの事象が虎ファンの脳裏に刻まれたことが分かる。

◆阪神ファンアンケート インターネット「ニッカンスポーツコム」で2日から16日まで実施。北海道から沖縄の日本全国に海外も含め、全体の有効投票で1016票が集まった。

【年齢】年代は50代が最も多く26・1%、以下40代24・2%、20代と70代以上が12・1%、30代10・6%、60代9・9%、10代以下は5%【居住地】大阪18・4%、兵庫15・8%、東京11・2%、京都6%、神奈川5・9%、埼玉3・8%、愛知と千葉2・6%(上位8都道府県)