広島野村祐輔投手は20年の漢字に「笑」を選んだ。19年は好不調の波が大きくここ4年で最も少ない6勝(5敗)で、チームも4連覇を逃して4位。責任を感じつつ「今年は笑っていたい。いいときも悪いときも必ず来る。どんなときも笑顔を忘れずにやりたい」とチームとともに浮上を期す。

昨年末に南国ハワイで自主トレを済ませ、6日から国内での自主トレをスタートさせる。昨年の不本意なシーズンの中で終盤には好感触を得ており、今季につなげるため体幹トレーニングを増やすなど例年と異なる練習プランで進める。ボールを使った技術練習は例年通り今月から始める。

日本人投手では中村恭に次ぐチーム年長者30歳となった。「チームとしても一体感を忘れないように。明るいチーム、明るいシーズンにしたい」。笑顔でチームの先頭に立ち、引っ張っていく。