中日の育成ドラフト1位松田亘哲投手(23)が18日、自主練習期間に財テクへの準備を進めていることを明かした。

名大出身の秀才左腕は新型コロナウイルス感染拡大による自室でのおうち時間で「勉強」にも励んでいた。「ユーチューブでためになることを教えてくれる音声動画を聞きながらストレッチしたりしています。野球のことも聞くけど、人生観やお金の勉強をしています」。高校時代はバレーボール部で、名大入学とともに野球部に。名門大からプロ入りした変わり種は、自室でのトレーニング中に頭脳も磨きをかけていた。

「徐々に積み立てていくような“お勉強”を少しずつやっています。お金をためて運用しようと思っています」と、メガネの奥の目を輝かせた。

この日の自主練習では、ブルペンで30球の投球練習を行った。投球後に小笠原2軍投手コーチからフェンス越しに、約15分間のアドバイスを受けた。「3月からコーチと自分のフォームを見直してきた。課題を1個クリアしたら、新しく課題が出る。今日も投げて新しい課題が出た。(進歩の)上下を繰り返して、1個ずつやっています」。財テクへの知識吸収とともに一進一退ながら、支配下登録への階段を上っている。

 

〇…16日に23歳の誕生日を迎えた松田は、同期入団の橋本、郡司、岡野から3人合わせて1万5000円分のギフトカードをプレゼントされた。「ガチャ引いてって言われました(笑)。もらった分、全部(ガチャ)まわしてやる!」。ストレス発散用で興じるゲームの課金ガチャで、仮想空間でもパワーアップにいそしむ。