巨人田中豊樹投手(26)が支配下登録されることが25日、分かった。昨季日本ハムを戦力外になり、今季から育成選手として加入。今季ここまで守護神としてイースタン・リーグ10試合に登板し、1勝3セーブ、防御率1・93の成績を残している。16日の西武戦から19日のロッテ戦まで8者連続三振を記録し、阿部2軍監督は「もっといろんな場面で投げるところを見てみたい」と期待していた。

佐賀県出身の右腕は「がばい旋風パワー」が口癖で、150キロ超の直球を軸にスライダー、フォークなどを操る。現在も開幕から10試合連続三振を継続中で、奪三振率は16・93を誇る。チームは現在守護神デラロサが離脱中で、高木がリーグ2位タイの16試合に登板するなど、中継ぎ陣に疲労がたまっていた。26日から1軍に合流する見通しとなった。

 

◆田中豊樹(たなか・とよき)1993年(平5)12月1日生まれ。佐賀県伊万里市出身。佐賀商から日本文理大に進学し、同大2年時には大学日本代表に選出された。15年ドラフト5位で日本ハムに入団すると18年までに31試合に登板。19年は1軍登板はなく、同年オフに戦力外となった。プロ通算0勝0敗4ホールド、防御率5・10。180センチ、98キロ。右投げ右打ち。