亜大のドラフト上位候補の平内(へいない)龍太投手(4年=神戸国際大付)が、9回に登板し150キロオーバーを連発。自己最速を2キロ更新する156キロを記録し無安打無失点に抑え好救援。亜大は開幕から1敗の後3連勝とした。立正大は先発の渡部勝太投手(4年=上尾)が3安打無四球で、18年春以来となる完封で、昨秋優勝の中大に2連勝。国学院大は東洋大に逆転勝利で、開幕から負けなしの3連勝を収めた。

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平内は、9回のマウンドに上がると、直球で押し続けた。150キロ超えを連発し、最速は156キロを計測した。「ブルぺンから体の状態や球の走りがよかった。(更新の)感覚はあった」と手応えを口にした。

この日プロ志望届を提出した右腕に、生田監督は今秋のドラフト候補右腕を「与田さんのような球」と例える。現役時代は捕手として中日の指揮官の球を受けていた。「ドッジボールのようなスピードがあるけど重い球。気迫のこもった投球を見ることができた」とたたえた。