ロッテを戦力外となった大谷智久投手(35)が6日、現役続行の意欲を示した。

7日に行われるプロ野球12球団合同トライアウトは受けずに、オファーを待つことにした。「受けることも考えましたが、シーズン通して2軍で投げられました。そこを見ていただいていると思い、毎日、できることをやっていこうと判断しました。(オファーを)1週間ほど、待とうと思います」と話した。

球団の好意で、この日まで1日2時間、浦和の2軍施設を使用できた。ブルペンには1日おきに入った。「体は、むちゃくちゃ元気です。今日も投げて、いい形で仕上げられました。ダメなら、年齢も年齢。しょうがない。悔いなく、1日1日を大事に生きてきましたので」と真摯(しんし)に思いを語った。

11年目の今季は1軍登板はなかったが、2軍で24試合に投げ、1勝3敗1セーブ、防御率2・38と安定。主に右の中継ぎとして、1軍通算340試合登板の経験値を誇る。