巨人は14日、東京ドームでDeNAから国内フリーエージェント(FA)権を行使した梶谷隆幸外野手(32)と井納翔一投手(34)の入団会見を実施した。

   ◇   ◇   ◇

投打のベテランが流出したDeNAは、若手の台頭に期待がかかる。1番中堅を担った梶谷の後任は、19年に123試合に出場し、今季は80試合で規定打席不足ながら打率3割8厘マークした神里和毅外野手が筆頭候補。アレックス・ラミレス前監督が「40発打てるポテンシャルがある」と評価した22歳の右スラッガー細川成也外野手も期待大。さらに楠本泰史外野手、蝦名達夫外野手、乙坂智外野手、18年のレギュラー桑原将志外野手も巻き返しを狙っており、激しい定位置争いとなりそうだ。

また先発ローテを守った井納に代わる存在として、今年ドラフト1位の最速153キロ右腕、明大・入江大生投手(22=作新学院)に期待がかかる。高卒4年目を迎える阪口皓亮投手、桜井周斗投手、中川虎大投手の若手トリオも成長中。残留を決めた196センチ右腕マイケル・ピープルズ投手も先発の一角として期待したい。2人が抜けた穴は大きいが、若い力が育つチャンスとしたい。