BC・埼玉に新加入したノースアジア大明桜(秋田)・長尾光投手(3年)が1日、熊谷市内で行われた合同自主トレに参加した。高卒から1年でのドラフト指名を目指すシーズンで「気合を入れて、体を作っていきたいです」と意気込んだ。

入念にキャッチボールを行って調整した。最速145キロ右腕は昨年、プロ志望届を提出したが指名漏れだった。次のステージとしてBC・埼玉に進んだ理由は「レベルが高いし、BCリーグからだと1年でプロに進める道がある。(大学進学して)4年間は待っていられないと思った」と強い気持ちを明かした。

指名漏れを経験したことで「自分の力不足を感じた。この1年で、力をつけていきたい」と悔しさをバネにするつもりだ。高校では寮生活だったが、埼玉では初めての1人暮らし。自炊にもチャレンジ中で「得意料理は肉じゃが」と笑顔だった。

目標はドラフト上位指名。カーブ、スライダー、スプリット、カットボール、パームボールと多彩な変化球が武器で「結果だけでなく質も求めて、注目されるような結果と、チームの勝利に貢献したい」と話した。

10代の選手も多いチームで、角晃多監督(30)は「ポテンシャルが高くて、能力はある。まだ体ができていないので、いい意味で楽しみな選手です」と期待していた。