社会人野球のヤマハは9日、今季新加入選手の発表会見を行った。
すでにチームに合流している村木文哉投手(22=静岡高、筑波大出)、相羽寛太内野手(18=静岡高出)、佐藤廉投手(22=共栄大出)、平石好伸投手(21=東京国際大出)、秋利雄佑内野手(28=三菱重工名古屋からの移籍)の5人が、ヤマハでの活躍を誓った。
村木は、地元浜松市出身。小さいころから憧れていたヤマハのユニホームに袖を通し「結果を出さないといけないので、自分に厳しくやっていきたい」。当初は進路について、プロか社会人で迷っていたというが、昨春にヤマハ加入を決意した。最速151キロの直球に落差の大きいフォークが武器で、室田信正監督は「制球力もあるので、先発、中継ぎ、抑え、どこでもいけそうだ」と期待を寄せている。
静高時代の後輩で、今季からプロ野球DeNA入りした池谷蒼大投手(21)に刺激を受ける。「同じ浜松出身で小学生のころから対戦もしている。自分も2年後のプロ入りが目標なので、ヤマハで池谷以上の力をつけていきたい」と拳を握りしめた。【河合萌彦】
■相羽は「少し疲れています」
村木と同じ静岡高出の相羽は、今月からチームに合流。1週間が過ぎ、高校と社会人のレベル差に驚きを隠せない。「1つ1つのプレーのスピード感が全然違う。練習量もすごいので、少し疲れています」。同じ新加入の秋利とは、守備位置も同じ遊撃手。ライバルとなるが「今は、まだレベルが及ばない。秋利さんからいろんなことを吸収し、競えるようになっていきたい」と抱負を語った。