阪神矢野燿大監督(52)が開幕前夜に日本一への思いを熱く語った。まだ寒さが残る神宮の杜。ナイター練習を見守った指揮官から勝利への思いがあふれ出た。「俺、めっちゃ勝ちたいなあと思って。何でこんな勝ちたいと思うようになったんかなあ、と思った時に手前みそなんやけど、めっちゃいいチームになれてると俺は思ってる」。その言葉は誰よりも熱かった。

◆阪神矢野監督語録

-オープン戦もいい形で終えてファンの期待も高まっている

矢野監督 オープン戦、その前のキャンプと本当にこうやりたいことを、また1年目からずっと言っている競争というのが本当に激しくなることが強いチームになるための条件というか、そういうものにつながるというふうに思っていた。そういうふうな競争が本当に激しくなりましたし、チームの層の厚さ、そういうのもしっかり作れて来ている。また、若手と言われるような選手も、チームの中心になっていくような力を付けてきている感じもある。そういうところで本当に、チーム全体として手応えを感じています。

-監督として3度目の開幕を迎えるが、今までと比べて

矢野監督 まあでも、落ち着いている部分もやっぱりありますし。でも、変わらずドキドキしている部分もある。まあ、この日を迎えられるということに対して、早く始まらないかなという、そういう気持ちになれているのは今年がより強いかもしれないですね。

-開幕投手を託した藤浪への気持ち

矢野監督 晋太郎自身、本当にここ何年か苦しい時間を過ごしてその中でもう1回はい上がってきて。さらにここからチームが日本一になるため、そして晋太郎が自分の力をより発揮できるためには、開幕投手をやってもいいんじゃないかなというようなものを見せてくれていた。思いっきり投げてくれることだけ、もちろん勝っても負けてもとは思っていないですし、どんな形であれね、最後のスアレスにつないでくれるような、そういう気持ちのある投球をしてくれるというのを、期待しています。

-佐藤輝は

矢野監督 ファンの皆さんの中でも佐藤輝を見たいと思って来てくれる方も多くいるかなと思いますけど、僕たち自身も楽しみにしています。シーズンが始まって、オープン戦のようにいけるかどうかというのはわからないですけどね。本当に魅力ある選手というのは、ここまでやってきて十二分に感じられることができたんでね。佐藤輝も山あり谷ありのシーズンに絶対になると思うんですけど。新人らしく思い切ってぶつかっていってくれたらいいんじゃないですか。

-打順は

矢野監督 言わんでも楽しみにしたらいいやん。4番ではないよ。びっくりするような打順ではないよ。想像してくれたら。

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