阪神ガンケルが6回1/3を3安打1失点で3勝目を挙げた。球団の外国人投手が先発で開幕3戦3勝は08年アッチソン以来。3回までは無安打で4回に牧に1発を浴びた後もピンチはほぼなし。「直球とツーシームはいいところに制球できた。何とか出し入れしながらうまく組み立てられた」。奪三振は4ながら、丁寧に球を動かして内野ゴロ9個など凡打の山を築いた。

7回1死での交代は予定通り。矢野監督は「ガンケルがあそこまでいってくれた。バントもしっかり決めてくれた」と2つの犠打も褒めた。キャンプ中に川相臨時コーチに教えられて取り組んだ。熱心な右腕は「シーズンに入ると投手の生きた球は難しい。川相さんのアドバイスをしっかり思い出して続けたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。

先発陣のハイレベルな競争だけでなく、昨季韓国で20勝の新助っ人アルカンタラの来日で外国人枠争いも激しくなる中、昨季先発で0勝3敗だった右腕が柱となっている。

▼阪神外国人投手の開幕3連勝は、メッセンジャーが17年3月31日広島戦から5月12日DeNA戦にかけて5連勝して以来。メッセンジャーはこの間、勝敗付かずが2試合。助っ人の開幕3戦3勝となると、アッチソンが08年4月1日広島戦、8日中日戦、15日広島戦と3勝して以来13年ぶりとなった。

阪神担当のツイッターはこちら―>

阪神ニュース一覧はこちら―>