楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が5回2/3、2失点で球団新人初の自身6連勝の権利を持ってマウンドを降りた。

広島の先発は木更津総合時代に15年秋の関東大会で投げ勝った高橋昂。「もう1度対戦できる喜びを感じながら投げられれば」と心待ちにしていた投げ合いで、立ち上がりからテンポよく腕を振った。初回は3者凡退。2回2死から林に安打を許すもクロンを空振り三振。続く3回は宇草、高橋昂、菊池涼を3者連続空振り三振に抑え、ギアを上げていく。

3点の援護をもらった4回、2死から西川に右前打、盗塁でこの日初めて二塁に走者を置くも会沢を右飛に打ち取る。5回も1死から連打で一、二塁としたが代打中村奨を見逃し三振、菊池涼を三ゴロに仕留め、切り抜けた。

だが6回に2死二、三塁とピンチを招き、林にカットボールを右前適時打とされ降板。2番手安楽が1点を奪われたが、リードを保った。

早川は自身5連勝中。4月11日ソフトバンク戦以来黒星を喫していない。球団を通じ、「調子自体はぼちぼちだったと思います。なんとかゲームメークはできました。試合が終わったら、もう1度バッテリーでコミュニケーションを取って、今後の登板につなげたいと思います」とコメントした。